この時期は支部内交流試合や昇級審査も終わり、比較的何もない時期になります。
(城西カップや西東京大会ビギナーズカップはありますが)
この何もない時期に大事になってくるのは「技作り」です。
最近よく少年部の時間に話しをするのですが、技作りというのはカレー作りで例えるとカレーに使う良い食材を作る事です。
例えば3ヵ月後にカレーの味を競う大会があったとします。
片方の人は適当に用意した食材、もう一方の人はしっかり育てた一級品の食材、どちらのカレーが美味しいかと言われたら一級品の食材で作ったカレーの方が美味しいはずです。
カレーの大会直前でいきなり玉ねぎを育て始めても間に合わないので早い段階でしっかり準備しなければいけません。
カレー大会の直前にはカレーを美味しく作る練習をしていきます。
これは空手で言うと試合前の息上げや、スパーリングなど、戦う為の練習をしていきます。
この早い段階の準備と直前のカレーを作る練習の両方が上手く合わさると美味しカレーが出来ます。
空手も一緒で正しい技作りの練習と試合前の実践に近い練習の両方が上手く合わさると良い組み手が出来上がります。
あと、これも最近よく話すことですが、料理には料理の正しい作り方が書いてある「レシピ」というものがあります。レシピというのは空手で言うと「先生の説明」です。
技作りをするとき、丁寧に技の説明を一から分かりやすく説明していきます。
ですが、せっかく正しいカレーの作り方が書いてある本があっても読まなければ意味がありません。
空手も一緒で正しい説明をしているときにその説明を真剣に聞くことがとても大事です。
最終的には完璧に覚えてレシピを読まなくても美味しいカレーが作れるようにしなくてはなりません。
ここまで出来るようになるにはかなりの反復とやり込む期間が必要となります。
今の試合のない期間をうまく使いながら、先生の説明なしでも正しい技が出せるように、しっかりとした技作りを行っていきましょう!
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