今日は自分が、初めて全日本出場した時の事を書きたいと思います。
自分が初めて無差別全日本に出場したのは4年前の第38回全日本大会でした。
当時自分は78kgくらいしかなくて、全日本大会に出るには軽すぎるくらいでした。
今でも覚えているのですが、トーナメント表を見たのは壮年全日本大会が行われていた京都の会場ででした。
最初にトーナメント表を見たときは目を疑いました。
一回戦の相手が前年度の全日本チャンピオンでした。
正直「マジかよ」という気持ちと「これはチャンスだ!」という気持ちと両方ありました。
以前から当時の全日本チャンピオンとは合宿などで手合わせをしたり、話したりしたことがあったので
大体どういう組み手をするかはわかっていました。
当時、全日本チャンピオンと戦う上で意識していたことは「前に出ること」と自分からガンガン向かっていくことでした。
実績でも実力でも明らかに相手のほうが上、自分が勝つためには攻めて攻めて攻めまくらなくてはならないなと思いました。
試合当日は周りから見たら緊張しているように見えたかもしれませんが、自分の中では意外と落ち着いていました。
相手は全日本チャンピオン。負けて元々だ、全部出し切ってぶつかってやろう。そう思って開き直ってました。
試合当日、開会式の時プレッシャーからかチャンピオンの表情が緊張しているように見えました。
試合が始まると普段の試合でも必死に攻めているつもりでしたが、それ以上に必死に攻めました。
途中、相手の上段膝蹴りで前歯が欠けましたがそれでも負けてたまるかと攻めまくりました。
結果は本戦引き分けて延長戦で5-0で判定負けでした。
今思うとあそこでこうしていればとか思うところは色々とありますが、自分の中で全てを出し切った試合でした。
いつか再戦するときのために、今でもあの試合で欠けた前歯は治さずにいます。
今年の全日本大会もあのときのように自分の全てを出し切って戦いたいと思います。
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