先日行なわれた全日本大会。
全体的な感想としては、流れが変わったと言いますか、でき始めたと言いますか、そんな感じです。
それじゃあわからないですよね笑
外国人選手が初めて優勝したというのも確かにひとつの歴史を作った事になります。
が、簡単に言うと「世代交代」です。
極真の大会の長い歴史上、何度も世代交代はありました。
これまでは4年に1度の「世界大会」を基準に世界大会でベテランが引退し、翌年若手の成長株が活躍するという流れでした。
今回のように世界大会前年に若手の活躍が目立つという事は過去にはありませんでした。
しかし今回は来年に全日本大会を控えたこの時期に「世代交代」が始まりました。
世代交代に「なりました」ではなく「始まりました」です。
来年の世界大会を考えた場合は今年の世代交代から、あと1~2年時間があればなぁと思いますが、今年という時期に世代交代が始まったのには理由があります。
長い歴史の中で考えると、自分が空手をはじめた27年位前は今で言う「一般部」しかいませんでした。(ありませんでした?)
それこそ中年世代の人が思い描く「極真」のイメージそのままの時代です。笑
今はフィットネスみたいな変な空手が存在したりもする時代ですが、当時はあり得ませんでした。
それから10年位後でしょうか、「少年部」というクラスができ始めました。
その頃もう空手の先生をやっていましたが、当時は週2クラスしか少年部はありませんでした。(ちなみに現在のうちの道場を例にすると約14クラスあります)
しかも当時の少年部は1クラス一人だったり、二人だったりという世界です。
そのあたりの時代から、子供達が空手を習うという事が始まりました。
その先駆けの世代の先頭に位置するのが龍太や、その1~2つ上の世代です。
ただ、その年代はまだまだ空手人口としては少ないので、今後、今回注目されていた城北支部の髙橋選手以下の世代が、あと数年でまた活躍していくと思います。
なので、「世代交代になりました」ではなく「世代交代が始まりました」となる訳です。
ですので今までの世代交代とは全く意味の違う世代交代、というより新たな極真の扉が開いた年の大会だったように思います。
今回はついに全日本大会のタイトルまで、外国人に獲られてしまいましたが、来年以降2015年の世界大会の頃には、また「強い日本」が復活すると思います。
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