昨日は午前中に一般部の昇級審査、夕方から1級審査、昇段審査でした。
三茶で行なわれた1級審査に、昭島道場から3名が受審しました。お疲れ様でした。
昇段審査では三茶から弐段の受審者が1名と、東大和から初段の受審者が2名参加しました。
昇段審査も昇級審査も、終わった直後に
「あぁ、あそこで失敗してしまった・・・」という場面や、連続組手などでは
「あの時に、なんでもっとああしなかったんだ・・・」なんていう思いを感じる人も多いと思います。
また、緊張し過ぎて「頭が真っ白になってしまった・・・」という人もいるでしょう。
これは後悔しても仕方ないです。
というよりは、審査の後の稽古テーマが、この「審査でできなかった場面」だと思います。
審査での自分の反省点を振り返って考えると、明日からの稽古テーマが見えてきます。
全体的なバランスが大切ですから、その「テーマ」の部分だけをやっていればいいというわけではありませんが、稽古の中の比重は重くすべきだと思います。
これは審査だけでなく試合などでも言える事です。
大きく分けて 心 技 体 どこに敗因があったのか?
を考えて、当日「なんであの時、ああしなかったんだ・・・」と思った事を稽古のテーマにします。
例えば、上段で技ありを取られて負けた場合
「蹴りは見えてたのに、なんであの時ガードが間に合わなかったんだ、あれさえ無ければ勝ったのに~」
なんていうのはよく聞く話です。「あれさえ無ければ・・・」なんていう事は言い出したらキリがありません。
実際に上段はもらっているので「よし、今後は絶対にもらわないように、鉄壁のガードを身に付けてやる」と、稽古テーマにするのが一番です。
敗因というのは、その前の稽古で一番やらなかった(足りなかった)稽古から、来ていることがほとんどです。
もっと言えば、自分の嫌いな稽古だったりしますので、敗因には目を向けず、また好きな稽古だけしかやらずに、同じ事を繰り返したりします。
体力系の稽古は好きだけど、技術系は嫌いだったり、またはその逆だったり、攻撃の稽古は好きだけど、防御の稽古は嫌いだったり、ひとりで自主トレは好きだけど、多くの強豪に揉まれる稽古は嫌いだったり。
さらには稽古そのものが嫌いで稽古不足だったりと、だいたい嫌いな部分と敗因は重なっています。
空手全般でも組手は好きだけど型は嫌いとか、またはその逆とか。
嫌い(苦手)な部分も集中して稽古すれば克服できます。
克服すれば逆に、得意になったりもします
どこかでやらなければ、いつまでもそのままになってしまうので、審査や試合に出た人は、自分の嫌い(苦手)な稽古にも力を入れていきましょう。
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