国際空手道連盟及び極真会館は、創始者故大山倍達の提唱した「頭は低く、目は高く、口慎んで心広く、孝を原点として他を益する」という極真精神を礎として、1964年に創設されました。
1969年には、直接素手で相手を打撃して勝敗を決する試合形式でその名を世界中に轟かせ、現在では、約1200万人の門下生を持った武道団体となっています。
極真空手道を通じて人格の淘治と心身の鍛錬をはかり、社会貢献を遂行する団体です。
連盟規約では「目的」として、
- 国際交流を通じて世界平和への貢献
- 日本の伝統文化である空手道を全世界に普及する
- 青少年の健全な育成
- 福祉と健康美容全般に関する支援
- 地域に根ざした地元貢献型の活動
を掲げ、
極真空手道においては、人種、民族、国家、政治、思想、宗教、性別、年齢などによる偏見差別がなく、全ての人々が平等の権利を有することを旨とし、国際交流をもって、全世界の平和友好を目指しています。
すべての武道は、いずれも厳しい自己修行を課し、その奥義を極めることによって自己の人格形成、すなわち人間としての正しい道を極めることを目指すものです。極真空手は、この武道本来の意味を全うすることを本義に置いています。
また直接打撃制、無差別による実践的空手を通し、相手の痛みを知ることによって、人間本来のやさしさを知るという理念も、極真の信ずる道です。
極真とは、「千日をもって初心とし、万日をもって極とする」という武道の格言から発した名称です。
完成はないと言われるほどの、厳しく険しい武道の神髄を極める意です。
極真会館に伝統的に受け継がれている精神である「頭は低く目は高く、口慎んで心広く、孝を原点として他を益す」とは、創始者である故大山倍達自身が、長年の厳しい修行人生の中で確立した極真精神です。また一方では、極真の挨拶「押忍」の精神には、尊敬、感謝、忍耐という精神があります。
心身を練磨すると同時に、伝統や礼節を重んじる極真会館での修行が、実生活に活かされると信じます。
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