昭島道場空手キッズ第二弾は、新井 悠(写真左) / 隆哉(同右)姉弟を紹介します。
2人の入門は同時期ではありません。姉の悠さんは約5年半前の入門で、現在3級。弟の隆哉君は去年の3月に入門、現在10級です。
悠さんは、基本、移動、型のどれをとっても大人顔負けの技量を身につけていながら、体格が小柄なこともあり、試合への挑戦では、入門以来、毎回一回戦敗退が何年も続いていました。しかし、挑戦しつづけること数年。昨年の12月に行われた支部内交流試合で、入門5年目にして、ついに念願の初勝利を手にすることができました。
このように文章で書くことは簡単です。しかし、一生懸命稽古に励んでいるのに何年も負け続けるというのは、大人でも目標を失ってしまうことが往々にしてあるものです。ここまで続けられるのは、本人の頑張りは言うにおよびません。それに加えて、とにかくコツコツ継続して稽古に通わせていただいた、ご両親のご理解も大きいと思います。
試合に出場すること自体、誰にでもできることではありません。その中で、悠さんは勝つこと目標に頑張ってきました。体格が小さい分、判定で相手を押し切る勝ち方ではなく、突きからの速い上段蹴りで技ありを取る練習を続け、今では上級生の男の子たちも、「悠の上段は速くて避けられない」と舌を巻くほどです。
弟の隆哉君は、昨年末の昇級審査会で初めての昇級をしました。お姉さんに比べれば、まだまだ始めたばかり。これからの上達がとても楽しみです。
笑顔などは、お姉さんが4歳の頃とそっくりですが、若干お姉さんよりもおとなしいかな・・・。ガッツあふれるお姉さんの背中を追いかけて、どんどん強くなってください。
これからも2人仲良く稽古を継続していって、演武会などで2人一緒に型や組手を披露できるといいですね。 |